バレンタインに!地球にも人にも優しいおすすめチョコレート14選!

バレンタインブログ

もうすぐバレンタインデーですね!もうすでにチョコレートを購入したという方もいるかもしれません。今回は、私が自分が担当する仕事のために「ネットで買えて、生産者さんを搾取していない、もしくは社会貢献になるチョコレートを売っているサイト教えて〜」と書き込んだところ、魅力的なお店やチョコレートをたくさん教えてもらったので、共有したいと思います。ネットで買えるお店なので、サイトは載せましたが住所は載せていません!ショップに行ってみたい方は、公式サイトをのぞいてみてください!

チョコレート

色々調べて、自分の感想なども入れているので、とにかくお店だけ教えて!って方は、目次をご活用ください!

こだわりの逸品が勢揃い!Bean to Bar(ビーントゥバー)チョコレート

教えてもらったお店やチョコレートを調べていて改めて知ったのは、チョコレートは奥が深いのだということ。多くのサイトに、カカオからチョコレートになるまでの工程を紹介していて、その工程の多さに驚きました。そしてこのBean to Barチョコレートとは、カカオ豆の仕入れから焙煎、チョコレートの製造を一貫しておこなう手法で作られたチョコレートのことだったのです。全ての工程を一つの工房で行うのは当然大変なわけですが、その分当然カカオの選定にはこだわりが出て、焙煎や製造にそのお店の特徴が出てくるのだと理解しました。結果として紹介されたお店は生産者さんとの関係性を大切にしているお店ばかりでした。

カカオの生産者さん

また、市販のチョコレートは大量生産をされるわけですが、そのためには安定してカカオを入手するのがいいので、一般的な市販のチョコレートは、さまざまな産地のカカオを混ぜて使うのだそうです一方、この後紹介するチョコレートの多くが、シングルオリジンという一種類のカカオ豆で作られるチョコレートでした。シングルオリジンの特徴は、産地によって味わいが違うカカオそのものが持つ個性を楽しめる商品ができることだそう。
さっそく紹介していきます!順番に意図はありません!

1: Minimal(ミニマル) Bean to Bar Chocolate

余分なものは引き算するミニマリズムの考えをもとに作られたチョコレート。完売続出の人気店です。
カカオの生産者が、カカオがなにになっていくかを知らない、と知ったこちらの会社の方が、まずはチョコレートを実際に製作する過程をみせ、生産者の方々に試食してもらうことをはじめたそう。チョコレートで新しい文化を作ろうとしているお店。

・ニカラグアのカンペシーナ産カカオ豆だけが使われている、お酒にもあいそうな生チョコレート
こだわりのカカオの味が感じられるように、甘さやミルクが控えめにされているそう。
・チョコレートレアチーズケーキ
この間狙っている、おすすめしてもらったこの商品。今のところ毎回売り切れていて、いつ買えるのだろうと思っています。アクセントは底に敷いたサクサクのクッキー生地ということで、こちら人気商品のようで、3回に2回は売り切れています・・・
口コミではカフェメニューの評価も高かったので、今度行ってみようと思います。

Minimal(ミニマル)の公式ページはこちらから!

2: Dandelion Chocolate(ダンデライオン・チョコレート)

サンフランシスコ発のチョコレート屋さん。チョコレートは発酵と焙煎の両方を行う数少ない食べ物のひとつ。こちらのお店は使用するカカオ豆の原産国をすべて訪れ、カカオ生産者のみなさんとの交流の中から最高のカカオ豆を選びチョコレートを作っているという。

・グルテンフリーのガトーショコラ
インドにある農園で、農薬や化学肥料に頼らず、土に生息する微生物たちの力を借りた自然農法によって育てられたカカオ豆を使用。砂糖はオーガニック、バターも食品添加物が一切はいっていないそうです。
・寒い季節はホットチョコレートもおすすめ
カカオ豆とオーガニックのケインシュガーのみを使用しつくられてたホットチョコレートミックス。カカオ本来の豊かな香りと風味を手軽に味わえるそう!

2月11日に日本上陸5周年を迎えるダンデライオン・チョコレート。5周年を記念した特別なチョコレートも販売予定のようです。

Dandelion Chocolateの公式サイトはこちらから!

3: カカオ研究所

ベトナムのカカオを使用したチョコレートに魅せられたことをきっかけに、カカオの奥深さに触れ、ご夫婦で立ち上げられたのが「カカオ研究所」。
創業者の方は、義理と人情にあつい、筑豊炭鉱育ち4人兄弟の末っ子!という紹介があったのですが、なんだかその雰囲気が伝わってくるサイトです。ベトナムでのカカオの生産者さんが、カカオの生産から、チョコレートの製造にもチャレンジしていくストーリーもぜひ読んでみて欲しいです。

砂糖なし、カカオ100%チョコレート。甘すぎるチョコが苦手な方にもおすすめ。
個人的に苦手だったカカオ100%チョコ。美味しく食べれたことがなかったのですが、こちらのチョコレートは滑らか!!ベトナムの農園で作られた上質なカカオとオリジナルの発酵によって実現したそうです。
・カカオのフルーツワインが気になる
今度チャレンジしてみたいと思っているのは、カカオのワイン。甘酸っぱいライチのようなとても飲みやすいワインとのこと。

カカオ研究所の公式サイトはこちらから!

4: USHIOチョコラトル


工場長シンヤさん・やっさん・A2Cという3人組がはじめた、広島県尾道市向島にあるチョコレート工場兼ショップ。ここで使用しているカカオ豆は、店主さんが世界中を旅して育て方や、農薬の使用状況をご自身で確認し、農家さんと直接契約しているものを使っています。

・無農薬で栽培されたカカオ豆と砂糖だけを使ったシンプルなチョコレート
カカオ豆は、肥料や農薬を使用しない自然農法で作られたもの、砂糖はオリジナルの有機黒糖「和二盆」と、ブラジル産のオーガニックシュガーを使って作られたチョコレートは個性が、豆の個性が出てビターな味わい
・六角形&こわだりデザインのパッケージがかわいい
珍しい六角形のかたち、そこに描かれているパッケージがいろいろなコラボをしていて、プレゼントにもピッタリ
3人ではじめた工場は、カフェも併設されています。今や行列ができる大人気のお店となっているそう。音楽活動を始めたり、女性やマイノリティ居場所作りに取り組むなど、常に新しいチャレンジをしていることも人気の秘密かも知れません。

USHIOチョコラトルの公式サイトはこちらから!

5: CACAO HUNTERS 

世界15カ国のカカオ生産国を旅してきたカカオハンター®小方真弓さんとカルロスさんがコロンビアではじめたお店。コロンビアでは、地域によってはゲリラやコカ栽培の爪痕が残り、カカオ農家は経済ピラミッドでも下層に位置します。コロンビアのカカオに魅力を感じたお二人が、生産者や現地スタッフと手を取り合い、生産者の生活水準とモチベーション、カカオの品質向上に取り組んでいるいるそうです。

・カカオハンター®小方真弓さんが熱い
小方さんはチョコレートメーカーに就職したあとに、カカオの世界を知らずにチョコレートを開発する自身に疑問を感じ、一念発起して単身でカカオ生産国を旅してまわり、さらにはコロンビアでカカオの生産からチョコレートに加工するところまで現地の方々と取り組んでいます。
・個性豊かな9通りのトッピングチョコは鮮やか!
同じ産地のカカオで作ったダーク・ミルク・ホワイトそれぞれのチョコレートにナッツや柑橘類をデコレーション。1箱に9種類。選ぶ楽しみもつまっています。

単身コロンビアに渡り、現地にチョコレート工場を作り、現地の生産者とともに歩んできてカカオハンター®小方真弓さんのチャレンジは、東京駅の店舗出店!駅ナカのお店では珍しい店内製造のジェラートは人気のようです。東京駅を使った際はのぞいて見てください。

CACAO HUNTERS の公式サイトはこちらから!

6: Dari K(ダリ ケー)

関西にゆかりのある友人たちから複数おすすめを受けたのがこのDari Kさん!すでにすごい人気店のようです。インドネシアのカカオ豆を使用。この記事を書いている途中にサイトがリニューアルされている!!

・木箱に入った生チョコレート。2021年の新作はフルーツ発酵!
香料は一切使っていないのに、口入れた時にフルーツの香りがするのだそう。何年も試行錯誤を繰り返してきたフルーツ発酵のカカオ豆を使った新商品!
・カカオ豆から手作りチョコレート・キットはいろんな人からおすすめされた!
Dari Kさんは、出張講座なども行っているそうです。チョコレート作りの体験に留まらず、チョコレートの原料であるカカオにまつわる「学び」を提供します。大人の方にとっても読み応えのある内容を同封したこのキット、気になります。

熱量がすごくて、一番記事が書けなかったのがこのDari Kさんでした。美味しいものを作るために妥協しない!そんな姿勢が至る所か感じられます。リニューアルされたサイトが素敵なので、ぜひのぞいてみてください。

Dari K(ダリ ケー)公式サイトはこちらから!

働く人や環境を大事にする。物語があるチョコレート。

7: スローウォーターカフェ

15年前に初めて地球一周をした時に、ゲストとして乗船していた藤岡亜美さんの会社から!エクアドルの希少なカカオを、熱帯雨林の多種多様な樹木と一緒に栽培。その土地の自然を回復させ、保全しながら、美味しいチョコレートを作っているという。亜美さんがエクアドルに出向き、生産者さんとの関係を築きながら自然にも体にも優しいチョコレートです。

・エクアドルのフルーツにコーディングしたチョコレートが魅力的
熱帯ならではの、多種多様なフルーツを使ったチョコレート。普段はチョコはチョコだけで食べたい派ですが、エクアドルのフルーツに惹かれました。
・カカオニットに入ったチョコレートがかわいい
カカオはマヤ文明の昔から、薬として、通貨として、神様へのお供えとして、大事にされてきたものだそう。工房の周りに住む女性たちが編んだ毛糸のカカオの形をした袋に入ったチョコレートはプレゼントにもよさそうです。

出会った当時、20歳だった私は年齢がそこまで変わらない藤岡さんのこのプロジェクトに心から感動しました。今も変わらず、いや、より発展させて行きながら生産者さんや村の人たちの仕事を作り、美味しいチョコレートやコーヒーを届け続けてくれている藤岡さんのショップのサイト、ぜひご覧ください〜。

スローウォーターカフェの公式サイトはこちらから!

8: Aelan Chocolate(アエランチョコレート)

バヌアツ

南太平洋の島国・バヌアツからの「ヴィーガンチョコレート」
カカオはバヌアツの小規模カカオ農家が栽培するしているものを使用。当初はカカオ豆だけの栽培をしていたそうですが、出来るだけ多くの現金収入をコミュニティや生産者にもたらしたいとのことで、付加価値をつけた生産物としてチョコレート製造を始め、日本では2019年から販売されているそうです。

・苦みとパンチをきかせたテイストのチョコレートは甘すぎずフルーティー
・「世界で最も優れたカカオ生産者」の50人に選ばれた生産者さん
2017年のカカオの品質を評価する国際大会インターナショナルカカオアワードで、アエランチョコレートのカカオ生産者2人(マレクラ島の生産者1人とマロ島の生産者1人)が入賞!カカオの品質はお墨付き!

Aelan Chocolateはお店ではなく、このチョコレートそのものをおすすめしてもらいました。バヌアツはたくさんの島々からなる国で、その島ごとに味わいが異なるカカオ豆で作られたチョコレートが日本で購入できます。南太平洋のカカオ豆をお楽しみください!

Aelan Chocolateの購入はこちらから!

9: 第三世界ショップ

私が地球一周した2005年の時点で、フェアトレードのお店として紹介されていたショップです。1986年にはじめたのだとか!!現在はフェアトレード事業を経て、国内外を問わず地域の力で諸問題の解決を目指す「コミュニティトレード」へと活動の場を広げているそうです。

・「studioCOOCA(スタジオクーカ)」のが手掛けたパッケージがかわいすぎる
オーガニックの原材料を使った、添加物不使用の、作る人にも食べる人にもやさしいフェアトレードチョコレートを包むのは、さまざまなハンディキャップを持った人がデザインしためちゃくちゃかわいいパッケージ。飾っておきたいデザインです。
・最長72時間!じっくり練り上げられた、なめらかな口どけのチョコレート
通常12時間程度のところをなんと最長72時間・・・この工程で乳化剤を使わなくても、なめらかなくちどけを再現しているのだとか。

チョコではないけれど、個人的には第三世界ショップのカレーの壺がおすすめです。

第三世界ショップの公式サイトはこちらから!

10: チームむかご

料理研究家の枝元なほみさんが食べ物の生産の現場、農業にもっと前向きに関わっていきたいという思いを持った方々とつくったチームむかごが手掛けるチョコレート。
インドネシア・スラウェシ島の少し酸味のあるカカオと、同じくスラウェシ島のヤシの樹液を大きな鍋で煮詰めた、樹液100%のお砂糖=パームシュガーを使ったおいしいチョコレートです。

・チームむかご特製塩レモンとカカオ豆を砕いたカカオニブがちりばめられたチョコレートが魅力的!
チームむかごのサイトをみると、シンプルで素材の味をいかすものが紹介されています。そんなチームが作った塩レモンとチョコレートの組み合わせに興味津々。
・包装紙がめっちゃかわいい
素敵な包装紙だなと思ったら、包み紙には枝元なほみさんと親交のあった画家・やまぐちめぐみさんの作品が使用されています。食べ終わったあともたのしめるように、ロゴなどもいれてないとのこと!

枝元さんは、路上で暮らしている人、生活に困っている人のために「大人食堂」を主宰したり、ホームレスの人の仕事を作り自立を支援するビックイシューとともに「夜のパン屋」を開催。残ってしまいそうなパンを各パン屋さんから預かり販売することで、食品ロスを減らし、販売員の雇用創出もやっていこうという活動をしています。
そんな枝元さん率いるチームむかごのサイトには、美味しい料理のレシピも公開されています。ぜひのぞいてみてください!

チームむかごの公式サイトはこちらから!

11: OKINAWA CACAO

沖縄の畑から直接仕入れた素材を生かし、丁寧な手仕事にこだわったチョコレートをつくっています。現在はガーナさんのカカオ豆を使用しているそうですが、なんと2021年は、沖縄でのカカオ収穫にチャレンジするとのこと!

・動物性のものを使っていないSoymilk生チョコレート
新しい商品である生チョコレートは、生乳ではなく豆乳を使っているそうで、動物性のものを避けている方にもおすすめです!
・沖縄の北部(やんばる)でできた素材を使ったほかにはない商品
カラキという、オキナワニッケイ(シナモン)を使ったチョコレート、シークワーサーを使ったチョコレートなど、沖縄のおいしさが感じられるラインナップ

ブログに、生産過程や試行錯誤の様子も描かれています。ひとつの商品ができるまでのストーリーは読んでいて楽しくなります。
琉球大学農学部の研究室と共同開発されたグラノーラには、琉球大学で採蜜された、貴重な琉大ハニーが使用されています。チョコレートを通して地域づくりをしているOKINAWA CACAO、今後も注目したいです。

OKINAWA CACAOの公式サイトはこちらから!

12: ショコラボ

”ひとつひとつ、違っていい” 健常者と障害者のコラボレーション!をコンセプトに、障害者が主役の工房でつくられたチョコレートです。息子さんが障害を持って生まれ、成長するうちに、障害のある方の賃金があまりにも低いことを知ります。そのことをきっかけにこの会社を設立することを決めたそうです。「障害者の手作り製品だからと、お涙ちょうだいで買ってもらうのではなく、本当においしいと思って買ってもらいたい。そうでなければ、持続的なビジネスとして成り立たなくなる」と社長さんがお話しされています。その商品は好評で、購入できる店舗は増えていっています。

ドライフルーツチョコはいろどりがあざやか!
ひとつひとつ手作りでディップ。チョコレートがかかりすぎない絶妙なバランスで食べやすい甘さと口コミあり。
・盲導犬応援チョコは支援もできて4種類のチョコレートを堪能できる
中でも気になったのは岩塩チョコレート。犬の足跡型になっているのがおいしそうでした。

店舗は横浜。横浜高島屋などの百貨店や、紀ノ國屋、東海道新幹線駅の構内などで販売されています。創業までのストーリーはこちらから。

ショコラボの公式サイトはこちらから!

13: マザーハウス

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと、バックやジュエリーを生産・販売していたマザーハウスがチョコレート事業をはじめるそうです!2/5に販売開始!使用するカカオはインドネシア・スラウェシ島のカカオとのことで、先ほど紹介したDari Kさんやチームむかごのカカオと同じ原産地!今後の情報に注目したいと思います。

マザーハウスのチョコート情報はこちらから!

寄付して応援、16年目のチョコ募金(すでに完売)

14: JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)

今年で16回目を迎えるJIM-NETさんのプロジェクト。こちらはチョコレート屋さんではなく、特定非営利活動法人として活動されている団体です。このプロジェクトで集まったお金は、イラク小児がん支援、シリア難民支援、福島の支援に使われます。告知後早々に完売、急遽追加で2万個増産するもそれも完売したという人気企画です。

・シリアやイラクで戦争に巻き込まれて、支援を受けている子どもたちが書いた絵がパッケージになっている。
・チョコレートはあの北海道六花亭の美味しいチョコレート
ミルク4個、モカホワイト4個、ホワイト2個が入ってます。
・入手しやすい&ちょっと配るのにも手が出しやすい価格帯
4缶入りで2,200円。1缶にかわいいハートの形をしたチョコレートが10枚入っています。

2021年は完売ですが、サイトに掲載されているシリアやイラクで支援を受ける子どもたちの現状と絵をみるだけでも価値あり!

JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)の公式サイトはこちらから!

作る人も、食べる人も嬉しい、美味しいチョコレート

いかがでしたか?私は今回、こんなにも奥深いチョコレートの世界を知って、チョコレートへの見方が変わりました。生産者の方と手を取り、たくさんの工程と手間がかけられたチョコレート、ぜひみなさんも食べてみてください。
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