月経カップ(ムーンカップ)を6年使ってみて感じたメリット&デメリット

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まだの人にはおすすめしたい生理用品、月経カップ(ムーンカップ)

第三の生理用品と言われる「月経カップ(ムーンカップ)」。私が使い始めた頃よりもメジャーになってきたので、6年使ってみての感想や使用を検討中の方におすすめできるポイントなどを書いてみようと思います。

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月経カップ(ムーンカップ)ってなに?

月経カップ(ムーンカップ)とは、生理中に膣内に挿入して経血を溜めるシリコン製のカップのことです。一定時間おき、経血が溜まったら捨ててまた装着するという、繰り返し使用できるアイテム。ナプキンやタンポンに比べ、ゴミが出ず環境に優しいという点でも注目が集まっています
私はピースボートの船内で、月経カップ(ムーンカップ)を使っているよ、という人の話を聞いて興味を持った。前々から生理のたびにムレて、肌が荒れるどころか腫れてしまうことが多く、とにかくナプキンを使わないでいい方法がほしかった!ということでさっそく帰国してから探してみました。

使用前の調査でビビりまくる

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すっごくいいよ!というレビューもあれば、挿入するときに痛いとか、急性疾患TSS(トキシックショック症候群)というものになったという人の体験談も出てきて、ええ~実際に使っていた人はそんな風に言ってなかったのにまじか。。。とビビりまくりました。
さらに躊躇してしまったのは、思ったより高かった(当時は3000-5000円)。
でも、生理が来るたびに、かぶれたり嫌なニオイにげんなりしたりしてきたので、いろいろ悩んだ結果、一度試してみよう!ということで試してみました。

どきどきの初体験

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私が最初に買ったのは、3000円のもの。当時私がネットで探せたのは2種類(本当はもっとあったのかもしれないけど、見つけられなかった)で、片方のものより1000円安かったので、3000円の商品を購入。
当時と同じものは見つけられなかったですが、こんなものです。
サイズがS、M、Lとあって、Mを選択。月経の量がふつう~多めで、出産経験がない人はMをおすすめされていたので、それを素直に購入。説明書通りに最初に煮沸して消毒。いよいよ装着!タンポンを使うことも多かったので、そんな感じかな?とどきどきしながらトライ!

う、うまく入らない・・・!手が血まみれ!笑

説明書にも、スムーズに扱うには少し時間がかかるかも、とあったけど、事実でした・・・。
しかし、冷静になって再トライ!5分くらい格闘の末、無事完了!!!

痛い??違和感は?

正直、私は痛く感じなかったです。違和感も、最初だけ。感覚としては、タンポンをはじめて使った時に、最初だけ違和感があったことを思い出すな〜程度。
いろんなレビューをみると、入れるコツをつかめるまでは痛いと感じる人もいたみたいだけど、私はうまく入れられず格闘しただけで、特に痛くはなかったです。

汚い?どうやって消毒するの?→電子レンジで消毒できる!

確かに最初は手が血まみれになりました。苦笑
でも、在宅時は都度洗い、外出時は最初にトイレットペーパーでふき、その後に除菌シートでふけば衛生的には問題ないと思います。また最近は便利なものが出てきて、専用のカップで電子レンジで消毒できるようになりました。(私は100均で買った小さい鍋を専用にしてました)
これを機に買った、月経カップの洗浄用カップ

実際に使ってみてのメリット

私にとっては嬉しいことがたくさんありました。

ナプキンを使わなくなったことで、ムレがなく肌荒れがなくなった
→とにかく気持ちが「楽」になりました。このストレスから解放されたのは大きい。
独特のニオイがしなくなった
→血が空気に触れないので雑菌が繁殖しにくく、ニオイのもとになりにくいそう。体調悪いときに、自分の血のにおいでげんなりすることがなくなったのは嬉しい。
結果的に私にとっては経済的
→私は自分にあっていたので、継続して使っています。ものによっては1年での買い替えを勧めているものもあるようですが、私が買ったものは10年使えるとありました。(使っていると当然ながら変色があるので、私は3年くらいで変えています)毎回それなりの量のナプキンとタンポンを買って使っていたことを考えれば、経済的でした

実際に使ってみてのデメリット

正直なところ、6年使っているくらいなので、私にとっては気にならないことも多いのですが、一応書くと

手間がかかる(めんどくさく感じる人がいるかも?)
→血を捨てるときは、トイレに流すわけですが、再び挿入する前に、カップについた血を拭き取ります。私はまずはトイレットペーパーで拭き取り、その後持ち運んでいる除菌シートで拭いています。これが面倒と感じる人もいるかなと思います。
つけていることを忘れる
→私が使っている月経カップ(ムーンカップ)は30mlの経血をためることができるのですが、これは標準サイズのタンポン4〜5本分です。なので、めったなことでは漏れないのですが、たまにつけていることを忘れてしまって、長時間立ってしまい漏らしそうになりました。

思いがけずよかったこと

私がムーンカップにしたことで、思いがけずよかったことは、自分の体を改めて知れたということでした。10歳の時に始まって以来、生理はとにかく不快で、お腹が痛くて、気分が落ち込むだけのものでした。しかし20代後半になって、ムーンカップにしたときに、「血の量」や「色」を把握することができるようになりました。それまでは「なんとなく、たくさん出ている」と思っていましたが、トイレで捨てるたびに、このくらい血が出ているのか、と把握できたのです。把握することで、なんというか、体と対話している感じになったのです。年齢や考え方の移り変わりというだけなのかも知れませんが、今私の体からこれくらいの血が出ているってことね、それは無理しちゃダメだね、とか、経血の色で、あーもうそろそろおわるな〜だるいのも明日までかなとか、そういう風に捉えることができるようになりました。

結論、個人的にはおすすめ!

自分の血に触れるのは無理!という人や、カップを洗ったり拭いたりするのが嫌、という人でなければ、私は試す価値ありだなと思います。私にとってはストレス激減です。環境にいいというのも気持ちを楽にしてくれますが、やっぱりムレたり肌荒れしないことでストレスが減ったのが一番のおすすめポイント。どんどんバリエーションも増えて、価格ももっと手頃なものも出てきているので、一度使ってみるのはありだと思います。

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